~家庭でもプロでも使える、和食も含めた料理とビールの合わせ方の理論と実践~
ビールKAISEKIアドバイザーは、料理とビールのさまざまな合わせ方の仮説を理論的に立て、実践できる認定資格です。
※他の資格を取得されていない方でも受講できます。
■カリキュラム内容
ビールKAISEKI(会席)アドバイザー
料理とビールのさまざまな合わせ方を実践し役立てることのできる認定資格
第1章 ビール会席とは
第2章 ベルギービール味わい7タイプを含む、押さえておきたい世界のビアスタイル
第3章 飲み物・食べ物の味、香り、美味しさ(ワークショップあり)
第4章 ビールと料理が持つ味、香り
第5章 味・香りの合わせ方の基本
第6章 ビールと料理の合わせ方例
第7章 ビールを料理に生かす
発祥地域が異なる組み合わせでも美味しい組み合わせをどんどん考えられる基礎となる、「味・香り・合わせ方の理論」を学びます。
■講座概要
ベルギービールだけでなく、さまざまなスタイルの多様なビールが世界中で作られるようになり、私たちがそれらを飲む機会も増えました。
料理との合わせ方をあらわす、ペアリング、マリアージュ、マッチング、といった言葉もよく聞かれるようになりました。
そして、最近の講座やセミナーの中で最も多いのは、「◯◯に合わせるビールはどれですか?」「●●ビールに合う料理はどんなものですか?」という質問です。
しかも質問に登場する料理は、天ぷらや刺身など私たちが普段口にすることの多い和食がほとんどです。
自身で合わせてみた結果なんとなく合った、逆になんとなく合わなかった、などの体験はどなたにもあるのではないでしょうか?
これまでベルギービール・プロフェッショナル講座では、「料理とのペアリング」というタイトルでレクチャーを行ってきました。
しかし、合わせ方のヒントや例をお伝えしてきたものの、持ち帰ってすぐに応用できる理論まではお伝えしきれていませんでした。
そこで2019年に「ベルギービールKAISEKI(会席)講座」として新たに一つの講座としてスタートしました。
そして数々の好評や反応を得たことから、このメソッドをベルギービールの枠を超えて適用できると確信し、2023年からは「ベルギー」を発展的に外して「ビールKAISEKI(会席)講座」として進化し、テキストを大幅に改訂して展開することにしました。多様な香りと味が魅力のビールは、料理との合わせ方も多様にできます。
和食の品と合わない日本酒や焼酎を思い出すのは困難なのと同じように、ビールが発祥・発展した地域の料理とビールは合わせて悪いことはありませんし、美味しく感じることが多いでしょう。
本講座では、そうした同じ発祥地域のビールと料理が合う理由にも触れますが、発祥地域が異なる組み合わせでも美味しい組み合わせをどんどん考えられる基礎となる「味・香り・合わせ方の理論」を軸として学びます。
そして、特にこれまでまとまった知見がなかった、日本に住む私たちにとって重要な「和食とビールの合わせ方」についても深く掘り下げます。
例えば、今や世界中で人気がある鮨は、さまざまなビールと合わせてさまざまな「美味しい大変化」を起こせます。
逆に、当てずっぽうに合わせると、美味しい変化を起こせなかったり、悪い特徴が強調されることすらあります。
講座名になっている「KAISEKI(会席)」は、江戸時代中期に町人文化のなかから生まれた「酒を楽しむための料理」が発祥の言葉です。
私たちはビールという酒を楽しむことを前提としていますので、この日本発祥の「会席」という言葉と根本的な考えを共有していると言えます。
あえてこの「KAISEKI(会席)」という日本語を使用することで、日本発のビール文化の一つとしていきたい、という思いも込めています。
この講座で学ぶ内容は、本協会のベルギービール・プロフェッショナル認定資格同様、普遍的です。
言い換えれば、「ビールの種類が違っても変わらない」「場(食卓、レストラン)が違っても変わらない」「時間が経っても変わらない」。
そして特にこの講座の内容は、ビールの世界で言われていることや、ビールに関する文献に書かれていることは軽く超えて、「香りと味を感じる仕組み」「人間は何を美味しいと感じるか」といった根本的な話題から始めて、ビールに応用していく構成になっています。
学ぶことによって合わせ方のフレームワークを身につけ、さらに自分で考えた料理とビールの合わせ方を楽しむことができるようになります。
「味・香り・合わせ方の理論」はビールに限った話ではありませんので、受講後すぐにご自宅等で摂る食事とともに飲むものを選ぶ瞬間から役立てることができます。
「ビールKAISEKI(会席)アドバイザー認定講座」を受講することで、普段の食卓における食生活を豊かにすることはもちろん、小売店ではおすすめのコメントを充実させられたり、飲食店では組み合わせのおすすめや料理メニュー開発、既存の料理メニューを踏まえた仕入れるビールの銘柄の参考にできたりと、ビールに関わるあらゆる立場で活用できるでしょう。
ぜひあなたのご参加をお待ちしております!