第1部の後半は交流会の目玉、ワークショップです。
協会ではワークショップを行うのは、ベルギービール・プロフェッショナル認定講座以上なのですが、この日は交流が目的ですので、ベルギービール・アドバイザー、ベルギービール・プロフェッショナル、ベルギービール・プロフェッショナル マスター、そしてゲストも入り混じってのワークショップ。
しかもいつもと違う、垂直ティスティングで行いました。
ティスティングしたアイテムは、カンティヨン・グーズ2014,2015,2016。
今回は久しぶりに私がファシリテーターを務めました。
最初に、今日のワークショップの主旨、進め方についての説明。
主に、枠組みの「共有」、考えの「発散(個人でのティスティング)」、考えの「収束(グループワーク)」、そして成果の「共有(グループ発表、振返り)」について。
まずは個人でのティスティングです。
講座でのワークでは私語はありませんが、この日はベルギービール・プロフェッショナル未経験者もいましたので、質問や相談もOKにしました。
ベルギービール・プロフェッショナル以上の方も、いつもと違って同じ銘柄の3種類だったので、より集中してティスティングされていたように感じました。
いつもよりは短めですが、30分の個人ティスティングを終え、いよいよグループワークへ。
ワークショップ未経験のベルギービール・アドバイザーやゲストも交じる中、ベルギービール・プロフェッショナルやベルギービール・プロフェッショナル マスターの皆さんがうまくフォローしつつ、グループワークはこの日最大の盛り上がりを見せました。
時間が経つにつれて付箋の数が増え、多くのディスカッションが生まれていました。
いつもですと3グループ前後での発表となりますが、この日は5名ずつ6つのグループができたため、B2用紙での発表に。
各々、壁に張り出した用紙に出来上がったティスティングコメントを書いていきます。
この時間になっても、グループメンバーからコメントの補足に関する声が飛んでいました。
Aグループ。
Bグループ。
Cグループ。
Dグループ。
Eグループ。
Fグループ。
各グループの代表者から発表。
出来上がったコメントを読み上げるだけでなく、このワークを通じて感じた気づきや学びについても発表していただきました。
今回は、同じカンティヨン・グーズの垂直ティスティングということで、2つのグループに1種類のコメントを作っていただきました。(合計6グループ)
3つのヴィンテージに違いがあったのも面白かったのですが、同じヴィンテージでもグループによって感じ方や表現の仕方が異なっており、大変興味深い結果となりました。
参加者全員が表現のきっかけをつかみ、同じビールでもいろいろな表現がある、ということを知ることができたと思います。
最後に、「振返りはそれぞれ懇親会で・・」と言おうとしたところで、理事の石黒さんから突然の挙手。
当初まったく予定には無かったのですが、ここで石黒さんのうれしいサプライズ登壇が実現しました。
(実は、2012年の講座スタート当時は、実際に石黒さんも登壇しておられました。)
石黒さんの登壇では、ティステイングは感覚的なことだけではなく、「味覚を数学的(割合で)に考える」「舌で味覚を感じる場所について」など、石黒さんの視点から考える、さらに学びの深まる内容をお伝えいただきました。
そして最後に参加者全員で記念撮影。
第1部、あっというまの4時間が終わりました。
そしてお楽しみの懇親会へ。